ガン患者の集い、参加せず。

10年以上前の、乳がん手術の入院の時の話をします。

入院中に隣の病室の人と数回話しました。
その人は1センチ弱の乳がんを自分で見つけて、手術をした60代の女性です。
私のように、3センチになるまで気が付かなかった性格と違い、とても心配症な方でした。
細く、優しそうな方でもありました。

1センチ弱ですと、リンパにも入っていないので、抗がん剤の集中治療は無いけれど、一部切除だから放射線治療は行うようでした。
でも完治するのでしょうと、羨ましくもありました。

彼女は退院後、ガン患者の集いに参加するので、一緒に行かないかと誘ってくれました。

私はガンと分かってから、多少本を読み、その中には体験談もあり、何回も読みながら泣きました。
実際その皆さんの中に自分を置く想像は出来ず、置きたくなくですね、丁重にお断りしました。

数ヶ月後、病院でバッタリ彼女と会い、話を聞いたところ、自分より病状の悪いけど頑張っている人達の中にいて、深く重い気持ちを持ち帰るようになり、行くのを止めたそうです。

その話を聞いてから、彼女とは一度も会っていませんが、用心深い彼女ですので、今も元気だと思えます。

私がその集いに参加するようになる時は、きっと自分を支える力を分けて欲しくなった時でしょう。

同じ病で苦しむ中、一緒に頑張りましょうと仲間が欲しくなったら、考える場所と思えます。

自分本位な考え方でお恥ずかしいですが、あくまで、私自身の考えです。

今はまだ、大丈夫です。


《今日の作品》
今年の玄関飾り、干支の羊です。
前に大量の干支の写真を載せたのですが、それは手袋の指の部分を使って作り、手のひらの部分がたくさん余っていたので、作ってみました。
いい出来とは言えませんが😁💦

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