友達の旅立ち。
私は2年前、初めて友達を亡くしました。
クモ膜下でした。突然の訃報に1週間ほど、毎日泣いていました。
まだ会って1年半位でしたが、これからの人生、ずっと友達でいられると思えていました。
彼女とは月に1、2回会い、時々のメールでの会話、それで充分楽しい時間を過ごせました。
私の癌の転移の事も知っていました。だから、自分が亡くなった後の事もお互い話していました。
『それは、残された人が決める事。』
っと、私の自論に彼女は何と言ったか、よく憶えていないのが、とても残念です。
まさか、私より先に逝くとは思いませんでした。
今でも思い出し、淋しくなります。
でも、私以上に彼女は残念に思っているのでしょう。
その頃結婚が決まりそうだった一人娘さんが、来月結婚式をします。
彼女にも似た、とても素敵な娘さんです。
私も招待して頂きました。
結婚式でも、今でも、娘さんを、ご家族を見守っていると信じます。
結婚式で、彼女の姿を何処かに感じることが出来ればそれも嬉しく思います。
突然死よりも、癌で死ぬ方が良いと言う話を聞いた事があります。
癌なら、死を覚悟してゆっくり整理が付くと。
本人と共に、回りにいる人たちにも、覚悟が出来ます。
突然死は残された人が、淋し過ぎます。
《今日の作品》
七宝焼のペンダントです。
とても綺麗な女性の顔が施された銅板でしたので、崩さないように気を付けて色釉薬を乗せました。