老人ホームを見て①
私の身内、父と義祖母が老人ホームにお世話になった事があります。友達で大変な思いをした人もいます。
知っているだけの知識ですが、お役に立てればと書かせて貰います。
今回は、101歳で亡くなった義祖母の事を。
85才位の時まで同居していたのですが、義祖母の精神状態に家の中は最悪の状態でした。
前に書きましたが、毎日怒鳴り声の響く家で、思春期を迎えようとしている子育てを、まともに出来る自信も無くなり、家を出る相談を義母にして、承諾してもらった時期です。
結局は義祖母が病院に入り、家を出る話は消えてしまいましたが😓💦💦💦
義祖母は亡くなるまでに、病院からそのままホームを転々と3ヶ所代わりました。
病院は、3カ月以上入院する事を嫌がります。病院収入が減る為ですよね。
病院には、ケアマネージャーが働いています。
その人を通して、次の行き先を見つけるのですが、頭金数百万円出す高価なホームは、経済的に入れる事が出来ません。
民間のホームです。
幸い、義祖母は痴呆で騒ぐものの、身体は病気がありませんでした。
ですから、入れる所は多かったです。
でも、月に20万円前後はかかるようで、義母が全てお世話をしてくれていたのでしたが、貯金もかなり減らしたようです。
そのような個人のホームですが、人手不足はお見舞いに行くと分かりました。
呼び出しベルを鳴らしても、なかなか介護士が来てくれません。疲れているのでしょう、不機嫌な顔の方ばかりです。
そして驚いたのは、6人部屋でカーテンも開けっぱなしで、ベッドの横に置かれた簡易トイレで用を足しています。
臭いも参りました。
義祖母の痴呆も、お見舞いに行く度悪くなっていくように思えました。
ベッドから落ちて、車椅子の生活にもなりました。
次に移った所も、新しいホームでしたが、ほとんど同じでした。
でも、その次に、特養(特別養護老人ホーム)に入れたのです。
数年待ちました。
公共のホームです。
全く様子が代わりました。
介護士の方は今までの病院の人数より多く、みんな優しいです。
痴呆が進んでいたのですが、少し記憶も戻し始め、義祖母が元気に明るくなりました。
部屋も一人部屋でテレビ、タンス、洗面所があります。
清潔感もあり、食事は車椅子で食堂まで連れて行って貰い頂いています。
ホームで楽しそうに過ごす姿に、私達もホッとしました。
最後は肺炎で病院に運ばれて無くなりましたが、特養に入り、楽しく老後過ごせた事、病気も痴呆以外無かった事、運の強さも感じられました。
大往生とみんな言ってました。
私も思います。
特養は民間ホームの半額くらいだったようで、義祖母の年金で払えるようになり、義母も貯金を減らさずに済むようになりました。
特養には、病気があると入れません。
もし病気が無く、痴呆だけでホームに入った方を面倒見ている方は、すぐ役所に申し込む事をお勧めします。
数年待ちになりますが、私自身でも、最後に過ごす場所はこういう所でも良いと思えました。
ケアマネージャーは頼りになりますが、現状を変える為には、自分で動く事も大事です。
あくまで私の目で見た場所だけの事です。
台風一過、昨夜は寝不足の方が多いのでは?
今日はゆっくりお休み下さい😊
《今日の作品》
パステルで描いた絵です。
下手ですが、見てください😁