姉と住む。怖かった事。

昔、30年以上前です。
OLになったばかりの6ヶ月後に、実家を出て姉と二人暮らしを始めました。


公団の13階でした。
回りも公団がそびえ立つ駅の側で通勤はとても便利でした。


始めはテレビも買えず、ラジカセで音楽やラジオを聞いて過ごしました。


夜、仕事を終えて家に帰るのは、私が先の事が多かったです。


大家族から、真っ暗な誰も居ない静かな家に移り、心細く、帰ると直ぐカセットをかけました。


その頃、姉が好きだった、『中島みゆき』ばかりだったので、寂しさが増していたかもしれません。


そんなある日、帰ってから電気を付けるより先に、カセットを付けたら、真っ暗な部屋に、
『怨みまーす、怨みまーす♪』
と大音量で中島みゆきの歌が。。。
飛び上がるほど驚き、カセットを直ぐに消しました。
怖かった〜(>人<;)


姉はピンクで部屋の小物を揃えました。
カーテンや電気の傘がピンクなので、公団を下から見上げると、私達の部屋は見事ピンク色の明かりを放っていました。


その頃は、各家の電話番号は名簿で簡単に調べられます。


家に帰り、電気を付けると直ぐに、いたずら電話がかかって来ました。
ハーハー言う、あれです。


切っても又鳴り続けます。
誰かが何処かから家を覗いているようで、一人でいるのがとても怖かったです。


妹がいる時、前にそびえ立つ公団を指差し、
『あの部屋が光った。怪しい。』
と言ったのを覚えています。


セキリティなどありません。
新聞の勧誘が良く来るので、その度に、
『今、お母さん出かけているから分からない。』
といつも帰らせていたのですが、ある暑い日、玄関側の窓を少し開けて換気していたら、又、新聞の勧誘。。。


同じ事を言ったら、少し開けていた窓をガラッと全開にして、
『今、お姉ちゃん一人?鍵開けて。』
と言い、ドアをガチャガチャと。。。


怖かった〜窓に格子があって良かった。


そんな怖い事も多かったので、娘を一人暮らしさせられませんでした。


早い結婚でしたけど、幸せそうなので、何よりです。


自分で防衛する事が大事です。
今もそうですよね。


どうか、楽しい事がたくさんある日になりますように(^人^)


明日がCT検査結果日。
平気と信じて過ごします(^人^)


《今日の作品》
もう一枚、七宝焼のお皿です。
未熟な作品ですが見てください(>人<;)
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