抗がん剤の副作用とうつ病。

もう、12年前になります。
乳がん手術入院中の事を思い出しました。


同室の友達となった人の事です。


彼女は少し前に乳がん手術をして、ガンの種類が抗がん剤しか効かない、当時言う3種類の中では最悪のタイプだったようです。


当時の彼女にはまだ中学生のお子さんがいます。


手術後の治療方法を、入院治療か通院治療か選べました。


彼女は、再発確率が少し低くなる、入院治療を選びました。


1ヶ月に1週間ほど入院して、抗がん剤を集中投与する治療方法です。


(私は、家族の希望もあり、少し再発確率は高くなるのですが、身体の負担の少ない、通院治療を選びました。)


彼女は何回目かの入院だったようです。


入院して、数日(3日ほどだったと思います)は副作用が辛そうで、大部屋のピッタリと閉められたカーテンから出ずにベッドに寝ていました。



同年代の同室の人が、彼女と私ともう一人いました。


もう一人の女性とは手術日が一日違いでしたので、手術後元気に動けるようになると、よく一緒に時間をつぶしました。
今でも年に数回会います(^^)


そして当時、数日後にカーテンの中から出て来るようになった彼女と3人でよく話し、本やCDの貸し借りなどしながら、入院中意外と楽しく過ごせました。
二人ともとても優しい性格でしたから(^^)


抗がん剤治療をしていた彼女は、些細な事をとても不安に思う性格だと思えました。


『どうしよう。。。どうしよう。。。』
と、口癖のように色々な事を心配して、


『私はこんな性格では無かったのに。。。』
とも言っていました。


でも、私が初めて会った時は、彼女は頼りなく、いつも不安を抱えている、そんな女性でした。


『精神科でうつ病と診断され、薬を処方された。』
と数日後、入院中に診察を受けて、彼女は言いました。


私たちは彼女の不安を解決したく、色々よく話していたと覚えています。


1週間前後で皆んな退院したのですが、彼女はその後も又1ヶ月後に入院治療をして、何カ月かけて治療を行ったかも、聞いたと思うのですが、私はもう忘れてしまいました。


その頃通院日と合わせて、病院の近くで月に一度は3人で会っていました。


数ヶ月後に会った時、彼女の様子がとても変わりました。


全ての抗がん剤治療を終えてしばらくたった頃です。


彼女のうつ病は治っていました。
彼女はとても明るく、テキパキと行動力のある女性だったのです。


その時まで知りませんでした。


身体が元に戻って、学校や町内の事で活発に行動しているようでした。
講師の仕事も復帰したようです。


私は、抗がん剤の怖さをその時とても感じ、抗がん剤を辞めた時、身体が戻る事も彼女から教わった気がしました。


通院治療とは言え、彼女同様私も髪が抜けて、かつらか帽子をかぶる生活を半年ほどしました。
2週間毎の通院日の後は3日ほど寝込んでいました。


通り過ぎる治療です。
その時の治療は予防ですから、終わります。


でも、今はがん転移の治療中です。
いつ終わるかわからない抗がん剤治療を2カ月前に終わらせて貰いましたが、ホルモン薬治療はまだまだ続くでしょう。


抗がん剤に比べれば、身体はとても楽です。


抗がん剤、同じ薬を飲んでも人により副作用の症状は違います。
副作用の為に、他の薬に変える事もあります。


もし、手術後の予防として飲むのでしたら、副作用の症状は飲み終えた時に、元に戻ります。


私もその頃、明日が抗がん剤治療の通院日と思うと、体調が治療後のように悪くなり、病院へ行くのが嫌で嫌で仕方なかったです。


予防で抗がん剤治療をしている方へ

治療が終われば身体は元に戻ります。
終わる日は一日一日近づいています。


辛い思いをしている方、どうぞ一日一日が早く過ぎます様にと願っています。


その時の友達、二人とも、今は抗がん剤も飲まないで、年に一度の検査のみです。
活発な彼女は忙しく日々過ごしていると思います。
ここ数年会っていませんけど、きっと
(#^.^#)


早い治療で治る人はたくさんいます(^^)


どうぞ皆さん、元気に楽しく日々過ごして下さいね*(^o^)/*

《今日の作品》
髪飾りです。
裏はパチン止め、和風の髪飾りです。
使い易いですが、合わせにくいかな〜
f^_^;)
f:id:kinsankinsan:20151011223306j:image