通院抗がん剤治療の苦。

叔母が、
「風邪気味だから、抗がん剤治療休もうかしら」
と母に連絡して、
母は、
「病気なら尚更通院しなければいけないでしょう」
と通院をうながしたと聞きました。


その話を母は当然のように言いましたが、私は違う思いを感じました。
叔母は身体が辛いのだろうと胸が痛みました。


私も通院の抗がん剤治療はずっと12年間行ってきましたが、手術後の化学療法と言える、いくつもの抗がん剤を集中的に行う治療の時ほど辛いときはありませんでした。


それは、手術の時よりも、放射線治療の時よりも辛いものでした。


点滴で、数時間かけてする、身体の中を廻る抗がん剤は、消毒液の匂いがして、身体中その匂いしかしなくなり、汗さえも消毒臭く思えたものです。
12年たった今でも、私は消毒液の匂いが胃が痛くなるほどに苦手です。


当時、点滴して帰ると、次の日から三日間ほど身体に力が入らず、気持ち悪く、何も食べたくなく、脈が異常に波立ち聞こえて、自分の身体が自分のものでは無くなる感覚で寝込んで過ごしました。


徐々に良くなります。


1週間後には、食欲も戻り、普通に過ごせるのですが、又直ぐに通院。


その頃は6ヶ月間、2週間おきに通院でした。
平気!最後まで治療を受ける!!
と思っていても、だんだんと通院の1日前くらいから、すでに点滴後のように調子悪くなりました。


身体は元に戻っても、精神的にダメージ受けてました。
通院が嫌で嫌で仕方なかったのです。


気が付くと、
「行きたくない。嫌だ。」
と、呟いているときも何度もあり、それでも、髪が抜けた頭にかつらをかぶり、とぼとぼと病院へと向かいました。
良く行ったと思います。


もっと大変な治療を行っている人もたくさんいますよね。


今、辛いですよね。
今、耐えてますよね。


そんな思いをしている人に、頑張ってとは言えません。


ただ、その辛さを、少しは分かります。
耐えていることも分かっています。


今治療を行っている叔母、このブログを読んで頂いている人達に。。。


私は少しですが分かって、少しですが、あの頃のような同じ辛さを感じます。


早くこの辛く苦しい時が過ぎるようにと、心よりお祈りさせて頂きます。


どうぞ、お身体をご自愛下さい。


《今日の作品》

七宝焼のブローチの椿です。

冬の花の少ない時期に、綺麗に咲く椿、好きです。


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