鶴を折る。

先日の新聞、一面の小さな写真に目が行きました。


吊るし雛をたくさん部屋に飾ってあるような華やかな色とりどりの部屋に、お年寄り夫婦二人が寂しげに座っている写真でした。


いつもその部屋でお二人は生活しているのでしょう。テーブルがあり、手前に仏壇もあるようで、天井からいくつも吊るした手芸品が華やかすぎるようにも見えて、文面を読み、納得しました。


東北大震災の月命日で、1か月前になるのですね。


40代で手芸が好きだった、器用な息子さんを亡くした御夫婦。
80代のおじいさんが息子さんの良く作っていた手芸を始めて、部屋にできた作品を飾っても、飾っても癒されないと。。。


毎日食卓に息子さんの分も用意すると書いてありました。
手芸品も出来上がる度に、語りかけているのでしょう。
その部屋の飾りの数が、悲しみの深さを写しているように見えてきて。。。
綺麗に、華やかに飾った祭壇を見るように、寂しげに見えてきて。。。


今、鶴を折ってます。
昨日数えたら、370羽でした。
毎年、友達と500羽づつ折り、千羽鶴にして、石巻市に送っています。


昨日は、その御夫婦のことを思いながら、400羽まで折りました。


私は何も出来ない、被害も受けなかった。
でも、忘れてはいけないと思っています。


あのときから1ヶ月ほど、毎晩新聞を読み、少しでも知ろうとしました。
被災者の声、顔を、読み何度も涙を流しました。


そして決めました。自分の中で、風化させないように。。。
毎年千羽鶴を作ります。


身体で心配を抱える私に出来ること。


これだけしか出来ないのですが、これからも生きている限り鶴を送ります。


千羽鶴をひとりで作ろうと思ったときに、半分作ると言ってくれた、同じ気持ちを込めて500羽作る友達に、感謝しています。


あと、100羽、心を込めて折ります。


今年も郵送するのですが、いつか石巻市へ届けに行きたいと思っています。


《今日の作品》

フラワーアレンジメントを休んで、お花だけ貰ってきたので、適当にいけました。

柔らかな色合いの花が綺麗です。

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