足の痛みで父を思い出し。
14年ほど前になります。
私の乳ガンになった頃と、父の体調を崩した頃が同じでした。
独り暮らしだった父は糖尿病を悪化させていたのですが、病院を嫌い、悪くなるのが目に見えてました。
まだ元気だった私は、自転車でパート帰りに父の元に食品を買い通いました。
父の家まで自転車で25分ほどです。
次の日まで、温めるだけで食べれる物を作り、一緒に食べて飲んで、自宅の夕飯の支度に間に合うように帰宅、週に2~3回だったそんな日も、父の体調が悪くなると連日のようになってました。
免許も取りに、その頃通っていたので、とても忙しい毎日でした。
ある日、電気ストーブで父が足の脛を火傷しているのを見つけました。
手にも煙草で火傷があり、痛くないのか聞くと、
「全然痛くない。」
と。結構広く火傷をしていて、服は燃えてません。低温火傷、糖尿病の怖さを感じたものです。
でも、火傷は細菌が入りやすいし、破傷風にでもなりかねない生活なので、糖尿病で治りにくい火傷が治るまで、毎日消毒に通いました。
病院へ通うようには、連日言ってましたが聞き入れません。
昔に比べれば、とても温厚になってましたが、頑固さは岩のごとくでした。
その後、トイレまで歩くのも、ヨタヨタと足もパンパンに膨らみ浮腫み始めました。
外にも出なくなり、家の中で一人転んで大怪我をするのでは?と心配でもありましたが、私自身も同居で自由に時間を使えず、昼間の使える時間、父の元に行くのがやっとでした。
心配なら泊まり掛けで、そんな想いもありましたが、自分の家庭を壊してしまうのでは?父はこの先も病院に行かないで平気だと思わせるだけでは?と思えて、弱っていく父の傍ら、同様に通い続けました。
ある日、そんな父の元に行くと、
「トイレから立てずに3時間座っていた。」
「這ってトイレから部屋に戻った。」
と。。。
「病院へ行こうか?」
の言葉にやっと頷きました。
最近、私も足に力が入らず、椅子から立ち上がるのに少し力がいる、足先が痺れもある。少しなのですがそんな体験で、いつか立てなくなるのではという怖さも感じています。
フッと父の不安や恐怖心を想います。
私の実家は普通ではありません。
普通?どこも誰もが違う、普通などないと言うかもしれませんが。。。
父の入院中に、私の乳ガンが分かり手術しました。
父の入院中に、20年別れて顔も見ず暮らしていた母が、父の元に戻りました。(籍はそのままでした。)
私は近くに住むからと、一人で頑張って父を面倒見てきたけれど、姉妹も謝り手伝いに来るようになりました。
でも、その頃の私のストレスもかなりあり、父と話し込むことで助けられたところもあります。
私は病院を信頼して、家族に補助されて、ガンと付き合っていきます。
今までもこの先も、負担をかける事は感じてますが、必要な人として、居続けられれば良いかな。
少し弱気になりましたね~f(^_^;
でも、体調も良くなってきているので、出来ることを出来るだけ、無理せず過ごすとします。
来週月曜日は娘と孫娘とシーパラへ行くぞ~(^^)/
無理せずにね(#^.^#)
似合う(^^)♪